オジャガさんさようなら

さる2月27日、野毛山動物園よりお知らせがありました。

『ジャガーの「オジャガ」が高齢のため死亡しました。』

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(2013/04/16撮影)

2月23日、職員さんに見守られる中、静かに息をひきとったとのこと。

昨年11月より動物病院に入院し治療を続けていたとありますが…、
個人的に聞き及んでいたことと合わせて綴りたいと思います。

昨年の11月12日、関東遠征中だったわたしは野毛山動物園を訪問しました。
お誕生日だからオジャガさん、ひょっとしたら放飼場に出てるかもしれない、などと期待して。
しかしその日はえらいこと寒くて、オジャガさんに会うことはできませんでした。

遠征中は、寒い日だったからお外にはいないのだろうなぁと思っておりましたが。
帰宅して数日後、野毛山を訪問されたツイッターのフォロワー様より、
後ろ肢の麻痺で動物病院に入院中と教えていただきました。
(Sさん、その際は本当にありがとうございました)

その時から、もう一度、オジャガさんの姿をこの目で確かめることはできないかもしれない。
とどこかで思ってはいました。そしてその時は、それ以上に、
身体を動かすのが難儀だろうと、できる限り快適に過ごしてほしいとも。

とはいえ食欲もあってお元気だとこの時も、それから2月初頭に野毛山を訪問された
別のフォロワー様にもオジャガさんの様子を訊いてほしいとお願いして、そう伺っておりました。
(Hさん、お忙しい中どうもありがとうございました)

なので、会えなくてもお元気ならそれでいい、と思っておりました。
ただ、突然のお別れのお知らせだけはイヤだなぁと、そう思っていました。

そんな中、2月21日に野毛山動物園のツイッターアカウントから届いたこちらのツイート。

いつもお会いしてた時と変わらない、
大きくて垂れがちの、そして力強いオジャガさんの瞳。
お元気なのだと、こころより嬉しく思いました。

ですがその6日後、届いたお別れのお知らせ。
腎機能の低下とありますので、亡くなるまでの数日間は本当に体調が悪くて、
ツイッターで近況報告があった時は、体調が一時的に上向いてたのかもしれません。

21日のツイート、オジャガさんからのお別れのご挨拶に思えます。

もう会えないかも、ってどこかで覚悟をしているようでも、
多少のこころの準備なんて全然おっつかないもんだなー、ということ。

個人的に最後に彼女に会ったのは昨年の4月16日、改修工事で非公開になる前の週。
お天気のよい、特に気温が高くて暖かい日を選んで会いに行ったのでした。

閉園直前、退出間際に撮ったオジャガさん。

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よく吼えてました。

これが最後かもしれないよ、って自分に言い聞かせながら。
といいつつ、この時の自分は全っ然、もっぺん会う気満々でしたわ。

会えないことがさみしくないわけがない。

のですが、お知らせが届いたその日、SNSでたくさんのお悔やみの言葉を目にしました。
横浜の街の人や、動物園をよく訪問する人、それはたくさんの人々に愛されていたオジャガさん。

献花台はお花と彼女の写真でいっぱいであろうと思う。
そして、旅立つ時には職員さんに見守られていたとのこと。

もう言うことなし。それ以上ない。動物園で生を送った動物を見送るのに。
オジャガさん自身がどう感じてるか自分には知る由もないけれど。

ところで27日、全く身の入らない仕事の合間に、
スマートフォン越しに流れていくお悔やみの言葉を眺めながら、
自分が最もよく覚えているオジャガさんの姿はどんなだったろうと思い出してました。

多くの来園者を惹きつけたであろう真っ直ぐで澄んだ眼差しではなく、
ましてや実は結構ブチャイクな寝顔でもなく(ええ思い出さなかったよ…意外と)、

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(2012/03/13撮影)

彼女がよく寝そべっていた板の上を歩く時の、
「たたん、たたん」という独特の足音。

足りなかったとはいえ、ある程度覚悟はしていたし、
やりきれなさが残ったりしない(個人的にです)、いいお別れだったと思う。

だけど、もうツキノワグマ舎の向かいのベンチに座り込んで、
あの足音を聴くことは二度とないのだ。

そう思うともうべっしょべしょです、オジャガさん。

Comment

美しいオジャガさん
こんばんは。

今、ねこメモ見たらオジャガさんの記事がありましたよ。
みなさんに「優しいお顔」「上品な」と言われておられました♪
ホントに優しげな美人さんですよね。
今の地球では、自然にいるよりこうやって、いろんな人たちに愛され慈しまれ、そして大切にされて寿命を全うしていただくほうがいいかもですね・・・いや、いいでしょう。
亡くなられたのは悲しいですが、これからはお空でいろんな友達と穏やかにそして幸せに暮らしてくださいね。
オジャガさんにはお会いしたことはありませんが、大好きです。
猫科はみんな家族なので。
ハナこさん、あんまり悲しむとオジャガさんが心配しますよ?
「ほらほら、ハナちゃん、お鼻かみなさい」って。

  • 2014/03/02 21:58
  • さがみ
  • URL
オジャガさんったらオジャガさん
さがみさんこんばんは。
コメントありがとうございます(*^_^*)

オジャガさんは、本当に優しげなお顔だちをされたジャガーさんでした。
それだけでなくどことなくニンゲンっぽいお顔だちとお顔つきだとも思います。

彼女の場合は、日本の動物園でなければ天寿を全うすることは難しかったかもしれないですし、
しかも野毛山動物園で過ごされてよかったといえるのではないでしょうか。
野毛山は、幼少時の最寄りの動物園がここだったら…、と思う素晴らしい動物園なので。

ゆうてもわたしはジャガーおよび動物園歴も浅いので、
長年彼女に親しんだ方にとっては自分よりよほど喪失感が大きいだろうとも思います。

ハンデがあるから好きなんじゃないよーだ、とどこかで思う部分もありましたが
(誰に対抗心燃やしてんだか)、彼女のハンデがゆえの足音が一番印象に残っているとは
自分でも意外でした。それは自分にとっては彼女の個性ということなのでしょう(欺瞞くさいかもですが)。

この記事だけ読むと大層ダメージでかそうですが、ずっと泣き暮れてるわけではありません^^;

オジャガさんの訃報が届いた同日、仕事の帰りに王子の双子ちゃんの名前候補も届いて、
そのあまりのインパクトにしばし「オジャガさん職員さんに看取られてよかったねぇ」と
流してしまいそうになったくらいには元気です。

会えないことがさみしいかなしいことに変わりはありませんが、
現在存命の高齢ジャガーさん達はできる限り自分の目で見届けたいと思って
遠方のジャガーさんにも会いに行くようになったので、マイナスなだけではないのです。

ですが、お優しいお言葉をかけていただいて感謝しています(*^∀^*)
  • 2014/03/07 00:59
  • ハナこ
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