それがグランデさんだ

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このブログにアップしたグランデさんの写真見返して、
いくら好みだからって変顔ばっかりじゃねーか、と思っておったのですが。

旧獣舎でのグランデさん。大きいカメラを買って初めて、かつ旧獣舎では唯一の撮影。
この時はお引っ越しの2~3週間前、あと一ヶ月で24歳になろうかという頃でした。

シビれるようにカッコよく凛々しく、眼光鋭く、そうだった、それがグランデさんだった。

暮らしていたのは動物園だけれど、"ジャガー"という動物の、
"南米最強"だとか"密林の王者"などと呼ばれる強さや美しさを、これ以上なく
来園者、すくなくとも自分にではありますが、伝えてくれたのが彼でした。

個人的な思い出だとかは変顔写真交えつつ、また別の記事で綴りたいと思います。

王子の双子ちゃんお目見えニュース

野毛山動物園よりオジャガさんの訃報が届いて、
仕事上がりまでひたすら早く時間が過ぎるのを待っていた先月27日、
帰宅中に飛び込んできた王子動物園からのお知らせ。

「ジャガーの赤ちゃんの公開と名前募集をします」

順調なクロジャガー双子ちゃんワッショイワッショイ

しかし何よりも相変わらずダントツに駄洒落た王子動物園のネーミングセンス。
「ニャンパラ」のインパクトに、オジャガさん逝去のかなしみが一時的にですが吹き飛んだよ。

個人的にはがっつがつ系女子ローラさんと"ヨダレ王子"アトスどのが両親なので、
さほど違和感を感じませんが、ゆくゆくは婿入りするであろうに転出先の園では
「ジャガーのニャンパラ君がやってきます!」なんて発表されるわけです。

さしあたっての物事がなんでもどうでもよくなるお名前だと思います(けなしてません)。
ただいま投票期間真っ最中ですが、どのお名前に決まるのかいろんな意味で楽しみです。

写真は非公式の公開練習初日(2/13)の続きです。

こちらは女の子。

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ありがたくも非公式公開の初日に居合わせることが出来ましたが、その後しばらく訪問できず。
その際は識別が全くできてなかったのですが、3月に入ってから王子へ行ったら常連さんとのお話で、
見分け方法を教えていただいたので、なんとなく見分けがつくようになってきました。

お顔だちでの個人的な見分けポイントは、以下の2点。
女の子が吊り目気味、男の子が垂れ目気味。
女の子が輪郭がほっそり、男の方が輪郭が幅広。

女の子アップ。

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気が強そうです。担当さん方に伺うと実際そのようです。
行動もそれぞれに違いがあるのでそれも参考になるかと思います。

やたらユキヒョウ舎との境目のヘリに乗りたがる女の子。

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ヘリづたいにパーテーションを突破しようとするので飼育員さんに戻されたりしてました。
先日(3/4)に会った時は、登らないようヘリにパーテーションが乗せられてました。

一方、幼児に興味津々だった男の子…、と思ったらこの写真も女の子ですね。

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写り込んでますがカメラ目線ツーショット。手前が女の子、奥が男の子です。

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女の子の方が瞳の青色が抜けるのが早いようで、限定的な見分けポイントになるかと思います。
こないだ会った時は女の子はほぼ大人の瞳色、男の子がこの時の女の子ぐらいでした。

こちらは男の子。好奇心旺盛でひとなつっこいのか、長い間ギャラリー側に寄ってきてました。

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特に幼児が目の前にいると興味津々。

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こんなに間近で会えることができて、本当にラッキーです。

そろそろ帰宅の時間になり、飼育員さんがお迎えにきましたが、
女の子が歯向かってます。気の強そうな面が垣間見えます。

「にゃにすんにょよ~!ギャ~!」

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余韻。

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可愛らしさ<イカつさ なところがおかあちゃんによう似てる…。
見切れてる男の子もマイペースっぷりがにじみでてる。

この日の双子ちゃん写真の最後はこちらの一枚で。

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女の子につられておとなりを覗こうとする男の子(右)と、よじ登りをたくらんでると思しき女の子(左)。
(右後ろ肢についてる枯葉か何かで識別)

昨日から正式公開となり、当分は大混雑で今までより撮影は難しくなるとは思いますが、
お名前決まったら、さしあたって3/4分の双子ちゃんをアップするかと思います。

魅惑のおとなジャガーさん達のお写真もたまっております。

オジャガさんさようなら

さる2月27日、野毛山動物園よりお知らせがありました。

『ジャガーの「オジャガ」が高齢のため死亡しました。』

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(2013/04/16撮影)

2月23日、職員さんに見守られる中、静かに息をひきとったとのこと。

昨年11月より動物病院に入院し治療を続けていたとありますが…、
個人的に聞き及んでいたことと合わせて綴りたいと思います。

昨年の11月12日、関東遠征中だったわたしは野毛山動物園を訪問しました。
お誕生日だからオジャガさん、ひょっとしたら放飼場に出てるかもしれない、などと期待して。
しかしその日はえらいこと寒くて、オジャガさんに会うことはできませんでした。

遠征中は、寒い日だったからお外にはいないのだろうなぁと思っておりましたが。
帰宅して数日後、野毛山を訪問されたツイッターのフォロワー様より、
後ろ肢の麻痺で動物病院に入院中と教えていただきました。
(Sさん、その際は本当にありがとうございました)

その時から、もう一度、オジャガさんの姿をこの目で確かめることはできないかもしれない。
とどこかで思ってはいました。そしてその時は、それ以上に、
身体を動かすのが難儀だろうと、できる限り快適に過ごしてほしいとも。

とはいえ食欲もあってお元気だとこの時も、それから2月初頭に野毛山を訪問された
別のフォロワー様にもオジャガさんの様子を訊いてほしいとお願いして、そう伺っておりました。
(Hさん、お忙しい中どうもありがとうございました)

なので、会えなくてもお元気ならそれでいい、と思っておりました。
ただ、突然のお別れのお知らせだけはイヤだなぁと、そう思っていました。

そんな中、2月21日に野毛山動物園のツイッターアカウントから届いたこちらのツイート。

いつもお会いしてた時と変わらない、
大きくて垂れがちの、そして力強いオジャガさんの瞳。
お元気なのだと、こころより嬉しく思いました。

ですがその6日後、届いたお別れのお知らせ。
腎機能の低下とありますので、亡くなるまでの数日間は本当に体調が悪くて、
ツイッターで近況報告があった時は、体調が一時的に上向いてたのかもしれません。

21日のツイート、オジャガさんからのお別れのご挨拶に思えます。

もう会えないかも、ってどこかで覚悟をしているようでも、
多少のこころの準備なんて全然おっつかないもんだなー、ということ。

個人的に最後に彼女に会ったのは昨年の4月16日、改修工事で非公開になる前の週。
お天気のよい、特に気温が高くて暖かい日を選んで会いに行ったのでした。

閉園直前、退出間際に撮ったオジャガさん。

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よく吼えてました。

これが最後かもしれないよ、って自分に言い聞かせながら。
といいつつ、この時の自分は全っ然、もっぺん会う気満々でしたわ。

会えないことがさみしくないわけがない。

のですが、お知らせが届いたその日、SNSでたくさんのお悔やみの言葉を目にしました。
横浜の街の人や、動物園をよく訪問する人、それはたくさんの人々に愛されていたオジャガさん。

献花台はお花と彼女の写真でいっぱいであろうと思う。
そして、旅立つ時には職員さんに見守られていたとのこと。

もう言うことなし。それ以上ない。動物園で生を送った動物を見送るのに。
オジャガさん自身がどう感じてるか自分には知る由もないけれど。

ところで27日、全く身の入らない仕事の合間に、
スマートフォン越しに流れていくお悔やみの言葉を眺めながら、
自分が最もよく覚えているオジャガさんの姿はどんなだったろうと思い出してました。

多くの来園者を惹きつけたであろう真っ直ぐで澄んだ眼差しではなく、
ましてや実は結構ブチャイクな寝顔でもなく(ええ思い出さなかったよ…意外と)、

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(2012/03/13撮影)

彼女がよく寝そべっていた板の上を歩く時の、
「たたん、たたん」という独特の足音。

足りなかったとはいえ、ある程度覚悟はしていたし、
やりきれなさが残ったりしない(個人的にです)、いいお別れだったと思う。

だけど、もうツキノワグマ舎の向かいのベンチに座り込んで、
あの足音を聴くことは二度とないのだ。

そう思うともうべっしょべしょです、オジャガさん。